2024/6/17(月)にグッドカンパニークラブ東京の第6回が開催されました。
今回は有限会社ライト・ライズ 居酒屋とりのごん助 代表取締役 寺本 幸司様をホストにお迎えしました。
いざ開演!
今回は特にご参加者の人数が多く、会場の椅子があわや足りなくなるほどでした。毎回ご参加いただくリピーターの方や、お知り合いの方をお誘いの上ご参加いただく方も増えており、GCCの輪の広がりを感じる回となりました。ご参加くださった皆様、ありがとうございました。
人本経営最新情報レポート
第1部は“人本経営の伝道士” 株式会社シェアードバリュー・コーポレーション 小林代表による「人本経営最新情報」。
世間でいう”働き方改革”は、目的を見失って手段ばかりが取り沙汰されており、その結果やみくもに時短労働を推進したがために賃金が大幅に減少してしまった事例が各業界で起きていることを指摘。一方で、ニトリやサントリーなど、大企業であっても人を大切にする経営を実践できている企業の詳細を挙げ、今後の日本では人を大切にする経営が出来ているか否かで明確に二分されると語られました。
また後半では、「利己と利他は相反しない」や「満足と幸せの違い」という示唆に富んだテーマを挙げられ、会場の皆さんが自分自身や会社を振り返る機会をいただけました。「人を大切にする経営」というテーマにピンとくる参加者の皆様だけあって、本質的なテーマに対しては特に前のめりで学ぼうとされている姿勢を感じました。同じ価値観や志を持つ方たちが集まるGCCの良さを感じられたひと時となりました。
ホスト講演
第2部は今回のホスト、有限会社ライト・ライズ 居酒屋とりのごん助 代表取締役 寺本 幸司様のコーナー。
27歳の時に勢いだけで起業したという寺本社長。しかし今では、人に困る飲食業界において、アルバイトも社員も入社の順番待ちをしているほど大人気の会社に育て上げられました。
寺本社長が大事にしているのが「いかにお客様から愛されるお店になるか」ということ。料理を作って提供するという作業だけで終わるのではなく、そこにお客様から喜んでもらえる工夫をどれだけ施せるか、それをアルバイトの方に徹底して教育するといいます。一方社員の方に対しては、アルバイトの方からいかに愛されるか、また来たい職場を作れるかを目指させます。こうして、与えられた愛情や感謝を恩送りする好循環がお店で生まれ、結果として好業績がついてくると語られました。
また、学生の時に何に触れるかがとても大切だというお考えから、アルバイトの方に対しても親孝行、就活、お金の教育までやられているとのこと。寺本社長の愛情が会社・お店に溢れており、その結果社員・アルバイトの方がのびのびと働き、それがお客様にまで届いているのだと感じさせられました。私も子どもが出来たらごんすけでアルバイトさせたいと、つい思ってしまいました。
同志の人脈を広げる懇親会
最後は会場にて懇親会を開催。ホストの寺本社長を囲んでざっくばらんに語らいました。
写真からも伝わるほどの盛り上がりで、最後まで皆さま話足りず、閉会するのが大変なほどでした。3000円でこんなに貴重なお話を聴けて、同志との出会いもあり、おまけにお弁当とビールまでついてくる。そんな場はここGCCだけ。次回もまた盛り上がること間違いなしと確信いたしました。
次回は株式会社ホテル松本楼の松本光男社長をホストにお迎えして開催いたします。一時は経営危機に陥りながらも、人を大切にする経営を実践されたことで、伊香保を代表するホテルにまで再建させた松本社長にお越しいただき、人本経営の極意を伺います。ぜひお楽しみに!