第8東京GCC報告:ホスト 株式会社シティコミュニケーションズ 代表取締役 三田 大明様

2024/8/19(月)にグッドカンパニークラブ東京の第8回が開催されました。
今回は株式会社シティコミュニケーションズ 代表取締役 三田大明様をホストにお迎えしました。

目次

いざ開演!

今回もパパラギダイビングスクールの松本社長に開演のご挨拶をいただき、GCC東京の第8回が開演しました。お盆明けにも関わらず多くのご参加者様にお越しいただきました。ご参加くださった皆様、ありがとうございます!

人本経営最新情報レポート

第1部は“人本経営の伝道士” 株式会社シェアードバリュー・コーポレーション 小林代表による「人本経営最新情報」。
国民の平均年間所得は1年で20万、3年で40万も減っており、この要因の一つに岸田政権の掲げるジョブ型雇用の導入があると指摘。人を大切にする経営とは対極にあるジョブ型雇用が推し進められた結果、2024年の新入社員へのアンケートでは年功序列を求める人が48.5%と過去最高になっている。
大企業では社員を大切にする制度が充実してきており、博報堂では育児・介護休業法改正に対応した休暇制が新設されたりアフラックでは働きながら介護をするビジネスケアラーを支援する制度が生まれたりしている。社員を大切にする機運が高まるのはとてもいい流れであるが、小林代表は「制度より風土」と断言し、人本経営のように人を大切にする文化が根付いてこそ、そこで働く社員は安心できるのだと言われました。介護と仕事の両立を実現させた先端企業である株式会社白川プロの社長が11月の東京GCCにご登壇いただけることが決まり、これから多くの企業が迎える介護問題をどう解決されたのか、お聞きするのが今からとても楽しみです。

ホスト講演

第2部は今回のホスト、株式会社シティコミュニケーションズ 代表取締役 三田大明様のコーナー。
社長になられた当初はお金儲けのことだけしか考えられなかった三田社長ですが、2008年に小林代表が出したメルマガに乗っていた「人を大切にする経営」に心を打たれ、そこから一気に人本経営に邁進されます。先代社長である三田社長のお父様やベテラン社員の方々からは「お客様を楽しませる前に自分たちが楽しんでどうする」と大反対を受けたそうですが、三田社長は屈せずに人本経営を貫き通したと言います。それまでは会社で笑うことすら許されないギスギスした雰囲気で、三田社長自身も会社に行くことが苦痛であったといいますが、人本経営に切り替えてからは毎日出社するのがわくわくで楽しくなったとだったおっしゃいました。
三田社長のお話をお聞きして一番インパクトのあった点が権限移譲の上手さです。社員を信じ切り、人事は人事部長に、障がい者雇用はその担当者にすべてを任せています。なので、会場の方から人事制度について質問があると、社長が答えず、会場に来られていた人事部長の方が回答するほど。普通の社長であれば見栄を張って、体裁を気にして、社長自らが答えるところでありますが、三田社長は違いました。「人事について自分より優秀だと思うから彼に任せている。優秀じゃない自分が関与することは非効率だ。彼に任せればすべて絶対に大丈夫」と踏み込んだ権限移譲をされています。そこまで言われたら移譲された方としては燃えるしかないです。三田社長は最高のモチベーターだと感じました。
コロナ禍で強制的に全店舗を閉めざるを得ない状況であっても、まず動いたのは社長であり、社員全員に対して「コロナが明けたときに全員揃ってなければ意味がない。誰一人辞めさせない。俺らなら乗り越えられる」と、先の見えない真っ暗なトンネルの中で自らが希望の光になられていました。
人本経営に切り替えたことで、社長ご自身も社員も幸せになり、コロナ禍も乗り越えることができ、売上・利益も上げられている。まさに人本経営の見本となるような三田社長の話に会場にお越しの多くの方が心を揺さぶられていました。

同志の人脈を広げる懇親会

最後は会場にて懇親会を開催。シティコミュニケーションズの障がい者雇用を一任されている下風さんに乾杯のご発声をいただき、三田社長を囲んでざっくばらんに語らいました。
社長の息子も懇親会に参加され、親子仲の良さも感じる温かい時間となりました。懇親会では皆さんからの感想を一言ずついただくのですが、そこでもたくさんの気づきがあり、GCCの懇親会は毎回楽しませていただいております。
次回は株式会社ゲットイットの廣田 優輝社長をお招きし、業績軸から幸せ軸への転換を成功させた秘訣をお伺いします。ぜひお楽しみに!

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