2024/7/22(月)にグッドカンパニークラブ東京の第7回が開催されました。
今回は株式会社ホテル松本楼 代表取締役 松本 光男様をホストにお迎えしました。
いざ開演!
パパラギダイビングスクールの松本社長に開演のご挨拶をいただき、GCC東京の第7回が開演しました。今回も多くのご参加者様にお越しいただきましたが、毎回リピートしていただく方が徐々に増えてきていることを実感いたします。GCCの価値がしっかり伝わっていることがわかり、思わず嬉しくなりました。ご参加くださった皆様、ありがとうございました!
人本経営最新情報レポート
第1部は“人本経営の伝道士” 株式会社シェアードバリュー・コーポレーション 小林代表による「人本経営最新情報」。
今回のテーマは介護離職について。過去10年間、日本の介護離職者数は横ばいであり毎年10万人もの方が離職している状況です。これは、介護が必要となった社員への支援を企業側が充分に用意できていないことの表れであり、今後高齢化率が加速することを考えると介護離職はすべての企業に影響を及ぼすと言えます。「仕事と介護の両立支援が導入されている」と回答した人は2024年時点で26.0%であり一刻も早い労働環境の改善が求められています。
ただ小林代表はこの状況を悲観的に捉えておらず、むしろ介護対応をきっかけに人本経営を実践する絶好機にできると捉えられています。介護は誰しもが他人ごとにはできない道であるからこそ、職場内で介護への理解を深めることで「お互いさま」という考え方を根付かせることができ、社員を大切にする文化を醸成する機会になるとお話しいただきました。どの企業にも訪れる介護という危機を好機に変えるためにも、人本経営を世に広める価値を感じました。
ホスト講演
第2部は今回のホスト、株式会社ホテル松本楼 代表取締役 松本 光男様のコーナー。
もともとは某大手企業で支店長を務められていたという松本社長。ひょんなきっかけから女将と出会い電撃結婚。婿入りをされ、跡継ぎとして松本楼に入社されることとなりました。大手企業では数字を追うことが仕事であったため、女将のご両親である現会長・現大女将が実践されていた「人を大切にする経営」に最初は戸惑いもあったと言いますが「数字を追う業績軸では数字が悪いと人を責めてしまう。」とすぐに業績軸の欠陥に気付き、すんなりと人を大切にする経営を受け入れられたそうです。
”2012年の悲劇”の際には、辞めた30人に対して毎日感謝の言葉を述べたという松本社長と女将。最初の一か月は形式的な感謝であったが、そこから心が込もり本心の感謝になったとき、辞める社員がいなくなったと言います。その苦境を乗り越えてからは「大変なことは大きく変わるチャンス」と、大変なことが起きてほしいと歓迎するスタンスになったそうです。松本社長は終始、人や想いを大切にすることの大切さをお話しされており、会場の皆さん心が温まり、多くの方がその場で松本楼へのご宿泊を決められたほどでした。
頭で考えて話すのでなく、心で想いを届けることを普段から意識されているという松本社長。そのお人柄に、社員の方やお客様が集まってくるのだと感じさせられるご講演でした。
同志の人脈を広げる懇親会
最後は会場にて懇親会を開催。ホストの松本社長を囲んでざっくばらんに語らいました。
懇親会の良さの一つに、ホストの方から思いがけないぶっちゃけトークが聞けるというものがありますが、今回もびっくり仰天するような研修を松本社長が実践されたことを伺うことができました。女将の由起様もいらしていたのですが、まさかの誕生日当日ということでサプライズでお祝いもさせていただきとても素敵なひと時となりました。
次回は株式会社シティコミュニケーションズの三田大明社長をお招きし、業績軸から幸せ軸への転換を成功させた秘訣をお伺いします。ぜひお楽しみに!